精神保健福祉士に必要な質の高い面接と、必要のない質の低い面接|精神保健福祉士のためのコーチング

query_builder 2021/09/24
ブログ
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群馬で量子力学を活用して精神保健福祉士を応援する志福祉ワーカーコーチの井内信吾です。

今日もあなたの貴重な時間を使ってブログにお越しくださり、ありがとうございます。

 

精神保健福祉士として、患者さんや利用者さん、クライアントさんや当事者の方がいるから、相手がいるから仕事ができます。

その相手との関わりで重要なのが、面接(生活場面面接含む)です。

 

面接によって、方向性が定まったり、お互いの役割が決まったり、やることが見えたりします。

 

そして、面接には2種類あります。

それは、

 

質の低い面接と、

質の高い面接です。

 

今回のブログでは、この二つの違いを知り、質の高い面接とはどんなものなのかを知ることができます。

そして、質の高い面接を行うことにより、より良い結果が出て、クライアントさんから信頼され、上司や同僚、他職種や関係機関のスタッフからも、一目置かれるような存在になれます。

 

是非、あなたの普段の面接に取り入れて下さいね。


面接を行う目的

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面接を行うための目的は、問題解決です。

 

患者さんや利用者さん、クライアントさんや当事者の問題を解決するためです。

 

障がいを抱えたことで働くことが困難になり、経済的に苦しい(問題)。

そのために、障害年金を申請する(解決方法)

 

同じグループホームの利用者から「お金を貸して欲しい」と言われるが断れず、困っている(問題)。

だから、S S Tを学び、断れるようにする(解決方法)

 

仕事でのストレスが溜まってイライラする(問題)。

そのために、ストレスを言語化し、ストレスの原因を明確にして、原因にアプローチする(解決方法)

 

このように、何か相手が抱える問題に対して、解決方法を探り、解決に向けて取り組むために面接を行います。

質の悪い面接とは

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質の悪い面接の例を挙げます。

 

仕事の人間関係でストレスを抱えているAさんがいます。

Aさんから面接希望があり、面談をしました。

 

Aさんは同僚への愚痴や上司への文句を言いたいだけ言って、「スッキリしました、ありがとうございました」と言って面接が終わりました。

 

この面接は質が高いでしょうか?

それとも低いでしょうか?

 

この面接は、質が低いです。

 

なぜなら、なんの解決にもなっていないからです。

 

このような面接では、何日か経つと、また同じようにAさんは面談希望をして、愚痴や文句を言い続ける面談になるでしょう。

そして、問題が解決されないまま、また同じことを繰り返す。

 

ここでの問題は、本人の職場の同僚や上司との関係性です。

ここにアプローチしない限り、解決には繋がりませんね。

 

このように質の悪い面接とは、問題解決に繋がらない面接のことです。

質の高い面接とは

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では、質の高い面接とはどんなものなのか?

 

それは、問題が解決されるか、若しくは問題解決につながるかどうかがポイントです。

 

先程のAさんの面接であれば、

ただ話を聞いて終わるのではなくて、Aさんが抱える問題の本質を捉えて、その本質の問題に本人が取り組んでいけるようにすることです。

 

「上司が厳しい」と感じているのであれば、上司の目線になって厳しくする理由を考えてみたり、上司に厳しくされることで嫌なのこと以外にもプラスなことはないかと振り替えてみるのも方法ですね。

 

そうすることで、上司に対しる捉え方が変わり、ストレスとなっていたことが、解消されることもあります。

 

このように、問題が解決される、もしくは問題解決に繋がっていくことが出来るかが、面接の質の高さを決めます。

問題を精神保健福祉士が解決してはいけない

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ですが、ここで忘れてはいけない重要なことがあります。

 

それは、問題は本人が解決することであり、精神保健福祉士が解決することではない、ということです。

 

患者さんや利用者さんの話を聞いていると、「そんなのこうやったらいいのに」と相手の問題の解決策がすぐわかることがあります。

 

そして、精神保健福祉士が役所に電話をしたり、家族に話をしたり、関係機関に問い合わせしたり、先に問題解決を進めてしまいます。

そして、精神保健福祉士が問題を解決してしまう。

 

これでは、意味がありません。

精神保健福祉士が問題を一つ解決しても、他に問題が起きたらまた相談に来るようになり、それの繰り返しになります。

そして、精神保健福祉士に対して依存関係を形成してしまう結果になってしまいます。

 

ですから、本人が問題に取り組めるようにすることが重要になります。

 

質の高い面接とは、相談者本人が問題を解決する、もしくは問題解決に取り組んでいけるようにすることです。

 

そうすることで、自分で問題に取り組めたという気持ちになり自信を持ちます。そして、相談者に対して「自信を持たせてくれた」と信頼感を感じます。

そうなると、相談者は失敗をしながらも問題に取り組んでいくので、その様子を見たり、聞いたりしている周りの同僚や関係者からは、「やるな」と一目置かれるようになります。

 

ですから、

是非、質の高い面接になるよう日々の業務に生かしてみて下さい。

 

 

いかがでしょうか?

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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群馬で量子力学を活用して精神保健福祉士を応援する志福祉ワーカーコーチの井内信吾でした

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