精神保健福祉士に将来性はあるのか|群馬コーチング

query_builder 2021/07/22
ブログ
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群馬で量子力学を活用して精神保健福祉士を応援する志福祉ワーカーコーチの井内信吾です。

今日もあなたの貴重な時間を使ってブログにお越しくださり、ありがとうございます。

 

精神保健福祉士(P S W)に将来性はあるのか?

 

この問いに、私の精神保健福祉士16年の経験、その中で精神科病院や障害福祉施設に勤めた経験、自分でグループホームを立ち上げて運営した経験、フリーランスになった経験(現在)通して、この場でお伝えします。

 

結論から言いますと、

 

もちろんあります。

 

将来性があると言える1番の理由は、社会的なニーズや問題がたくさんあるからです。

例を挙げると、発達障害の問題、精神病者の長期入院、認知症の問題、職場や学校のメンタルヘルスなど、まだまだ解決できていない精神保健福祉に関わるニーズや問題がたくさんあります。

 

では、ニーズがたくさんあれば、将来性があると言えるのでしょうか?

予算は増えているが、精神保健福祉士にフォーカスが当たった制度は少ない

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日本の社会保障費は、30年以上増え続けています。

医療の枠だけでなく、福祉の枠においても右肩上がりです。

 


 

社会保障費が増え続けているということは、それだけ問題とニーズがあるからです。

 

では、日本の社会保障制度の中に、どれだけ精神保健福祉士にフォーカスが当たった制度があるのか。

精神保健福祉士の価値を認めて、お金がついているのか?

 

実は、あまりありません。

 

精神医療の面では、特定の特定の病棟や医療機関によっては必置義務になっている部分もあります。ですが、それら以外では『精神保健福祉士でないと仕事ができない』というものはありません。

 

精神保健福祉士を持っていることで、障害福祉施設運営のための資格(サービス管理責任者など)の取得のための実務経験期間が短くなったり、介護支援専門員の資格取得のための経験年数にカウントされたりという面はあります。

 

ですが、精神保健福祉士でないといけない、報酬がつかない、という制度は精神医療以外ではほとんとないのが現状です。

将来性はある、だが精神保健福祉士の資格だけでは不十分

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このように、精神保健福祉士が取り組むべき社会的ミッションはたくさんあります。

ですので将来、仕事に困ることはないでしょう。

 

ですが、現状の制度の中で精神保健福祉士として、社会的ミッションに取り組んでいくことには限界があります。

例を挙げると、障害福祉サービスや介護福祉サービスは、利用者さんの回復を目指すと報酬が下がってしまうシステムになっています。

 

要は回復すると儲からないシステムなのです。

 

反対に、障がいや介護状態が悪くなることで報酬が上がるシステムになっています。

障害程度区分が上がるごとに報酬が上がる、介護度が高くなるごとに報酬が上がる。

ましてや、以前のような一つの施設全体にお金がつくのではなく、利用者一人一人にお金がつくシステムです。

 

このような制度・システムの中で、どれがけの人が障がいの回復・自立、介護状態や認知症の回復に本気で取り組んでいくでしょうか?

 

回復というより良い結果を出せば出すほど報酬が下がり、自立を目指して福祉サービスが必要となくなるようにすればするほど、報酬が下がる。

 

このように、現状の制度の中で社会的ミッションを解決するには、強い意志と経済力が必要になります。

精神保健福祉士の資格に必ず必要なものは、専門性

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もし、あなたが寝たきりの親の介護に困っていたら、誰に相談しますか?

 

精神保健福祉士のAさん

入所施設の介護支援専門員として働く精神保健福祉士のBさん

介護状態からの回復を専門としている精神保健福祉士のCさん

 

あなたが親のことが好きではなく、一緒に住むのが嫌だったら、Bさんに相談して介護施設への入所を考えるかもしれませんね。

 

ですが、親の残り少ない人生のなかで出来る限り一緒に暮らしたい、と思うのであれば、少しでも親が出来ることが増えて、一緒に住みやすくなるために、Cさんに相談しませんか?

 

どちらにしても、Aさんに相談する人はほとんどいないと思います。

 

このように精神保健福祉士の資格だけを持っていても、利用者(ユーザー)からは選ばれないということです。

 

そこに専門性が必要になってきます。

どんな問題や課題を解決することができるのかを、利用者をどんなゴールに導いていくのかを、示す必要があります。

専門性を持った精神保健福祉士に将来性がある

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ここまでのことから実は、精神保健福祉士の資格だけで将来性はありません。

 

専門性があり、精神保健福祉士の資格を持ったあなたに将来性があります。

 

どんな精神保健福祉の課題に特化して、どんな結果に導いていくことが出来るのか。

このような専門性を持った精神保健福祉士に将来性があり、これから求められる人材です。

 

「そんなこと言われても自分には高い専門性がない」

と思ったかもしれません。

 

ですが、専門性は元々持っているものではありません。

自分で作り上げるものです。

専門性は作れるものなんです。

 

その方法は、決断とゴールと経験です。

 

まずは、どんなことを専門性にするのかを決めてください。

今までの経験からでもいいです。これから取り組みたい社会問題に対してでもいいです。情熱が湧くことでもいいですし、興味のあることでもいいです。

 

まずは、専門性を決めてください。

 

そして、次にゴールを決めてください。

あなたのクライアントとなる人を、どんな場所に導いていくのかを決めてください。

クライアントさんは今抱えている問題を解決したり、理想のゴールに行きたい、という思いがあるから、あなたを必要とします。

ですから、あなたが導くゴールを明確にしてください。

 

そして、専門性について学び続けてください。

経験を繰り返してください。

 

そうすることで、あなたは将来性のある高い専門性を持った精神保健福祉士として活躍することが出来ますよ。

 

いかがでしょうか。

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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群馬で量子力学を活用して精神保健福祉士を応援する志福祉ワーカーコーチの井内信吾でした


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