精神保健福祉士として働くことにやりがいはあるのか|群馬コーチング

query_builder 2021/07/15
ブログ
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群馬で量子力学を活用して精神保健福祉士を応援する志福祉ワーカーコーチの井内信吾です。


今日もあなたの貴重な時間を使ってブログにお越しくださり、ありがとうございます。

 

精神保健福祉士として働くことにやりがいはあるのか?


これもズバリ言います。

 

大いにあります。

 

なぜなら、日本の精神保健福祉には多くの課題があるからです。

そのために多くの方が、苦しんだり嫌な思いをたくさんしているからです。

 

働くことの最大の喜びは、相手が喜んでくれることです。

相手の辛いことや苦しいことの問題を解決することで、患者さんや利用者さん、クライアントさんは喜んでくれます。

そして、それが最大のやりがいだからです。

 

では、精神保健福祉士がどんな問題に取り組み、相手の問題を解決することで、やりがいを感じることができるのか、について日本の大きな精神保健福祉の問題を取り上げて、私の経験をお伝えします。

社会的入院者の退院促進

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精神保健福祉士の資格を持っている方であれば、学生の頃から耳にする機会の多い日本の課題ではないでしょうか?

 

現在も社会的入院患者と呼ばれる人たちは、7万人以上います。

それだけでなく、全国の精神科病院への入院患者数は30万人を超え、人口比率では世界でトップです。

 

それぐらい退院したいけど、適切な環境がないために退院できずに困っている人がいるわけです。そして、退院できない日々が続き、退院できないことに困ることすら忘れてしまっている人もいます。

 

そんな患者さんを退院して生活ができるように、地域の関係機関と連絡調整し、環境を整えて退院に導いていくことは、とてもやりがいがあるのではないでしょうか。

また、そのような患者さんを受け入れるグループホームなどの退院後の生活を支えるサポートができることにも、やりがいを感じることが出来るんじゃないでしょうか?

 

実際、私は精神科病院に勤めていた頃に、何年も入院していた患者さんを社会福祉法人やN P O法人が運営する障がい者グループホームや自宅、アパートへの退院へと導いた経験が何度もあります。

 

最初はあまり退院に興味を示さなかった人が、病院の外の世界を少しずつ思い出していき、「ラーメンが美味しかった」「買い物が楽しい」と言って退院後の生活に興味を持ち、サポートを受けて退院していく。

そして、数ヶ月が経って、「なんとかやってるみたいよ」と退院した人の噂を聞いた時、「やっててよかった」と思える瞬間でした。

 

また、自分達で障がい者グループホームを運営していた時は、何人もの入院患者さんを受け入れました。

最初は、身の回りのことがあまり出来なかった人が少しずつ出来るようになり、「なんと出来るようになりました」と笑顔で話してくれた時が、「やっててよかった」とやりがいを感じる瞬間です。

 

ですから、社会的入院患者の解消に取り組むことでやりがいを感じることが出来ます。

認知症の回復支援

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日本には認知症の診断を受けている人が約600万人います。また、隠れ認知症と呼ばれる人も含めると約1000万人にいるとも言われています。

そして、その数は年々増えているんです。

 

今まで、認知症は不治の病とも言われていました。

ですが、昨今多くの医療者、介護実践者の献身により、認知症が回復する事例が数多く報告されているのが現状です。

 

私が直接聞いた話だと、80代のアルツハイマー型認知症の方で要介護5、寝たきり状態で言葉もはっきりしない方が、水分摂取、十分な食事、運動、を行ったことで、数ヶ月後には、歩けるようになり自宅に戻ることができた、という人もいました。

 

他にも事例はたくさんありますが、このように認知症を抱え要介護の状態から回復することをサポートし結果を出すことができれば、ご本人だけでなく、ご家族やその周りの人達も喜んでもらうことができると思いませんか?

 

ですから、認知症の回復支援をしている事業所や介護施設に勤めることでやりがいを感じることができます。

 

認知症の回復支援をしている事業所について、詳しく知りたい方はこちらのLINEに登録して、質問などを記入して下さい。



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犯罪を繰り返す障がい者の支援

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私の経験として、とてもやりがいを感じたのが、犯罪を繰り返してしまう障害者の方の支援です。万引きや窃盗、無銭飲食などを繰り返して、何度も刑務所を行き来してしまった障がい者の支援です。

 

犯罪は良くないことですが、彼らが犯罪を犯すにはそれになりの理由があります。

障がいを抱えていることもあり職場などでイジメを受けたり、万引きを強要されることもあります。仕事も適切に行うことが困難なため、長続きせずにお金がなくなってしまうこともあります。

そして食べる物がなく、空腹に耐えられずに万引きや無銭飲食をしてしまうんです。


そういう背景があって、犯罪を繰り返した結果があるんです。

 

私が最初に関わった人も、50代を過ぎた男性でしたが、何度も窃盗や万引きを繰り返し年齢の半分以上を刑務所で過ごしていた方でした。

詳しい内容はお伝えできませんが、その方はグループホームに入所して6年が経ちますが、一度も犯罪を犯すことなく過ごされています。

それだけでなく、正社員として仕事をしています。

 

あまり良い言い方ではないですが、本当に成功事例と言える方です。

 

今振り返ってみて、成功している理由を考えると、安心できる場所と安心できる人がいることだと感じます。

 

グループホームに入居するまで、誰からも自分のことを理解されず、信頼できる人がいなくて、自分のことも信頼できず、社会に振り回される生活だったんでしょう。

そんな状況からグループホーム入居をきっかけに、少し信頼できるかもしれない人と出会い、さりげなく挨拶を交わしたり、雑談をする中で人を信頼できるようになったんでしょう。

 

そして、自分のことも信頼できるようになり、仕事にも取り組めるようになったんでしょう。

 

これほど、やりがいのある仕事はないと思います。

やりがいは作るもの

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今の仕事に

「やりがいがない」

「やりがいを感じない」

「やりがいなんてない」

と感じている方もいるかもしれません。

 

ですが、

『やりがいはあるもの』ではなく、

『やりがいは創るもの』です。

 

人によって感じることは違います。

価値観が違うからです。

 

ですから、もし「やりがいがない」と感じているのであれば、自分がどんな価値観を持っているのかを振り替えってみてください。

そして、その価値観でもう一度今の仕事を観てみてください。

 

そうすると、やりがいの種が見つかりますから。

そして、その種を育てていってください。

 

今回、紹介した日本の精神保健福祉の課題以外にも、職場のメンタルヘルスや自殺の問題、発達障害など、課題はたくさんあります。

その課題の中から、あなたのやりがいの種を見つけてみてください。

 


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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群馬で量子力学を活用して精神保健福祉士を応援する志福祉ワーカーコーチの井内信吾でした


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