PSWに向いてないと感じても大丈夫|群馬でコーチング
群馬で量子力学を活用して精神保健福祉士を応援する志福祉ワーカーコーチの井内信吾です。
今日もあなたの貴重な時間を使ってブログにお越しくださり、ありがとうございます。
「やっぱり自分はP S Wに向いてない」
「もう辞めて、実家に帰ろうかな」
そう思ったのは、私がPS Wの資格を取って精神科病院で働き出して、1年が経った頃でした。
P S Wの資格を取って大学を卒業し、多くの精神障がいを抱えた人達のために貢献できると思い精神科病院に相談員として勤めました。
が、約1年で私はどん底に落ちました。
理想と現実のギャップに気持ちが折れてしまったんです。
それは、P S Wの上司に対するストレス、医者に対するストレス、看護師などの他職種への気疲れ、そして何より「自分は全然仕事ができない」という感覚からでした。
その頃の自分は「P S Wには向いてない」と強く感じてしまったんです。
P S Wの上司に対するストレス
私が大学を卒業して精神科病院に入職したのは、今から約16年前のことです。
そして、ケースワーカー室というP S Wの資格を持った職員が入院患者や外来患者の方の対応をする部署に配属になりました。
その部署には、勤務年数が数年くらいから10年以上の4名のP S Wが配属されてました。女性3名に男性1名、そこに私でした。
私を指導してくれたのは、仕事ができるバリバリ女性P S WのAさん。
医者や看護師さんとの関係作りも上手く、面接技術や関係機関との調整も的確で、病棟P S Wの鑑みたいな人でした。
そのAさんは、情報収集の仕方や面接の進め方、細かい体の向きや言葉使いまで細かく指導してくれました。まあ、言葉尻がきつい、という部分はありましたが(笑)
その指導に対して私は、「自分を否定されている」と感じてしまい、ストレスを抱える毎日を送っていました。
医者に対するストレス
また、医者との関係でもストレスを抱える日々でした。
みんなではないですが、中には傲慢な医者や中々仕事をしてくれない医者もいました。
それでも、診断書を書いてもらったり、家族に状況を説明してもらったり、支援会議に参加してもらう必要があるため、医者のご機嫌を伺いながら仕事をする日々でした。
納得がいかなかったのが、
患者さんから「診断書(障害年金申請用)まだですか?」と問い合わせがあり、医者に伝えたら「書くよ書くよ」とその時は言ってくれました。患者さんにも「もう少しお待ちください」と説明しました。
ですが、1週間経っても、2週間経っても書いてくれない。
患者さんからは「まだですかぁ?」と問い合わせは来る。そして医者に催促したら「書くって言ったじゃん」と怒られる。
そんな板挟みの状況で、イライラ感を感じながらも自分の感情を殺して仕事をする毎日でした。
他職種との気疲れ
他職種と専門性を活かし連携して患者さんのサポートができればベストですよね。
ですが、当時の私には上手くできませんでした。
看護師さんに患者のことを聞きたくて声をかけようにも、いつも忙しそうにしていて、「迷惑なんじゃないかなぁ」と思ってしまい声をかけられませんでした。
作業療法士さんとは話はできたものの、私の勝手な思い込みで、仕事の話をしていると表情が強張るので「仕事の話は嫌いなのかなあ」と思い、世間話程度しかできませんでした。
他の専門職の方とも、「相手に変に思われるんじゃなか」「迷惑かけちゃうんじゃないか」と気にして、専門性を活かしあった支援なんて出来たもんじゃなかったです。
自分は全然仕事ができない
そして何より、「自分はP S Wに向いてない」と感じたのが
「自分は全然仕事ができない」という感覚からでした。
実際、私は精神科病院に勤めて1年が経った頃に、病院長から呼び出されました。
そこで言われたことは
「ちゃんと仕事してもらわないと困る」
と業務改善しないと解雇にする、というような内容のこと言われました。
その時に、自分が全然仕事ができないことを痛感しました。
一時は仕事を辞めようとも思いましたが、辞めたら収入がなくなり生活ができなくなる。1年そこそこで仕事を辞めて実家に帰るのはカッコ悪いと感じて、なんとか頑張ろうと仕事を続けました。
なんとか仕事は続けられたものの、ストレスを強く感じていたんでしょう。元々持っていたアトピー性皮膚炎が再発。
首や腕を掻きむしり、肌がボロボロになっていました。
それほど私は自分のことを「P S Wには向いていない」「仕事ができない」と思い込んでいたんです。
コーチのような先輩からのサポート
その頃、私は精神科デイケアに配属されていました。
その部署には、私より一回り以上年上の心理士の方がいて、デイケアの主任をしていました。
その主任の方は穏やかな人で、常に落ち着いて仕事をしている印象の人でした。
私の話もよく聞いてくれて、的確な指導をしてくれました。
その主任の素晴らしいところは、否定しないことでした。
どんなことを言っても「それは違う」「おかしい」「ダメだ」と否定しない人でした。
また「〇〇しろ」「〇〇でないといけない」と強制もしませんでした。
そして、「あなたはどう思うの」「どうしたいの?」と相手の意見を引き出してくれる人でした。
そんな主任の元で働く中で、自分の中に大きな気づきがありました。
ある時、デイケアのプログラム運営が上手くいかず「なんで上手く出来ないんだろう」と私が口にしました。
その時主任に「あなたは自分のことを仕事ができないと思ってない?」と言われました。
そして「それはただのあなたの思い込みだよ」と言われ、「ハッと」と気づきました。
「自分は仕事ができない」と思い込んでいて、「仕事ができない」という前提で仕事を見ていました。
そんな見方をしていいたら、仕事ができないことしか見えなくなり、仕事ができないことしか聞かなくなり、仕事ができないとしか捉えなくなる。
「そりゃ「仕事ができない」と思い込んでしまうよね」「P S Wには向いていないって思っちゃうよね」と気づきました。
コーチの役割
要は、自分で仕事ができない現状を作り上げていたことに気づいたんです。
それ以降、「仕事ができない」という思いになっても、
「これは自分が思い込んでいるだけなんだ」
と冷静に考え、自分を受けいれることが出来るようになりました。
自分を受け入れると気持ちが楽になり、仕事に対しても素直に取り組めるようになりました。
上司のAさんから何か言われても「私のために言ってくれてるんだ」と思えたり、
医者や看護師さんへの変に気遣いすることなく、コミュニケーションが取れるようになりました。
気づいた頃には、アトピー性皮膚炎も自然と治っていきました。
このように、どれだけ「自分は仕事ができない」「P S Wに向いてない」と思っていても大丈夫です。
しっかり話を聞いてくれて、「思い込みだ」と気づかせてくれる人が存在がいれば。
それがコーチの役割です。
それだけじゃなく、クライアントの夢を応援するのもコーチの役割です。
クライアントの夢を否定せず応援し、夢の実現のためにどうしていくかを一緒に考え導いていくのがコーチです。
ですから、今「自分はP S Wには向いてない」と思っていても大丈夫です。
コーチがいるのだから。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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群馬で量子力学を活用して精神保健福祉士を応援する志福祉ワーカーコーチの井内信吾でした
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